解説(Note)

 ソフトウェアのバージョンアップに伴って、以前使っていた用語の処理を内部的に変えた場合に、以前の処理を残しておく場合に用語の後に付く。

 例えば、termという用語があり、それが廃止された場合、用語と処理の関係は次のようになる。

以前のソフト今のソフト次のソフト
古い処理 term term obsolete 存在しない
新しい処理 存在しない term term
より深い情報

 obsoleteを付けて以前の処理を残すことによって、大幅な変更が行われた場合も上位互換性が保証されるが、新しいソフトウェアでコンパイルされた場合、下位互換性が崩れることになる。

 さらにバージョンが進むと、obsolete付きの用語自体が廃止され用語説明から無くなる可能性もあるので、obsolete付きの用語を見かけた場合コンパイルし直すのがいいだろう。

 用語が廃止されることによって、バージョン違いのソフトウェアでコンパイルされたスクリプトが動作しない事があるが、テキストデータが残っている(変更可能な)スクリプトならば、コンパイルし直すことによって、大抵は動作するようになる(ただし、内部処理が変わっているわけなので、必ず動作するわけでは無い)

 MacOS7から8への移行期に、特に多くの廃止用語が出たが、MacOS8.5以降は比較的安定している。
 MacOSXへの移行では、用語が廃止される以前に、本当に使えなくなったものも多く出た。バージョンアップ毎に復活したり、そのまま消えたりしている。